授業ではないので、上手な表現にならなくたって良いんです。
分からない事は誰かが必ず教えてくれます。
聴覚障害の人とのコミュニケーション方法の一つに、「筆談」があります。
紙のようにゴミにならず、繰り返し使えて見栄えも良いときわ虹の会の筆談ボードは、デビュー当初から大人気の商品でした。
ところが最近では、ほとんどの人がスマホやタブレットを持っている時代になり、便利で簡単になった様々なアプリを使いこなして、紙に文字を書く機会がどんどん少なくなりました。
何年か続いた新型感染症の時には人と人が対面で会う機会が減り、遠隔で出来るスマホでのコミュニケーションが加速しました。
それに伴い、需要が減ってきた筆談ボード。
もうひとつ、ときわ虹の会の筆談ボードがとっても丈夫にできているため、なかなか壊れないのです。
商売としては良いのか悪いのかわかりませんが、有難い事にずっと同じものを使い続けてくださっている方も多く、以前のような売れ行きはなくなってきました。
しかし。
そうはいっても、スマホやタブレットにだって弱点はあります。
例えば電池が切れてしまったら何もできなくなりますね。
飛行機や病院の精密機器の近くなど、電子機器が使用不可な場所もあるでしょう。
地図や絵を書くには、細かく消したり追加したりを手で行った方が速い場合もあります。
またスマホを持っていない方も多くいらっしゃいますね。
お年寄りが多く利用する薬局や、知的障害の方々のコミュニケーションには、サッと出してすぐに書ける筆談ボードがとても役立っていると聞いています。
委託販売として地域のお店に置かせていただいたり、イベントのブース販売ではやはり花形ですので、細々ではありますが改良を重ねながら新作を作り続けています。
今年度も、会員のみなさまと一つ一つ手作りで製作をしました。
新しく、ネームタグを付けてみることにしました、次に販売される筆談ボードには付いているかな!?
完成した筆談ボードが、必要とされている人たちの元で活躍してくれることを願って、検品しラッピング作業をしました。
一番は、和気あいあいと手を動かしながらの会員同士の交流ですね。
横浜市ろう特別支援学校の文化祭「ときわ祭」でブース出店しました。
まだ新型感染症の事もあり、ステージは保護者のみの観覧&午後の展示等は一般の人は申込制になっていて、以前のような活気はまだまだの感じでした。
その分、しばらく会っていなかった人たちや先生方とお話ができたり、また卒業生が先生に近況報告したりと、ゆっくり過ごすことができました。
毎年、中華菓子を寄付してくださっていた「華正樓」様からは、コロナの間はブース出展できなかったこともあってご無沙汰していたので、「どうしているか心配していた」と仰っていただいて、あたたかい気持ちになりました。
2時間ぐらいの販売でしたが、ブースに立ち寄ってくださった皆様、ありがとうございました。
保土ケ谷区社会福祉協議会の当事者部会に、オブザーバーとして代表と副代表2名で参加しました。
長く、保土ケ谷区障害者自立支援協議会の当事者部会に参加していますが、これとは別のものになります。
参加者の皆様は社協の方と、保土ケ谷区の各障害者協会、当事者・親の会等の5団体で、どのような活動をしているか、またときわ虹の会がどのような会かという紹介を含め、現在の状況をお伺いしました。
このような、当時者・親の会はどんな会議に参加しても似ているのですが、とにかく高齢化が進んでいるのが悩みです。
要因としては、今の若い障害者を持つ保護者の人達は、インターネットで簡単に情報が手に入ったりコミュニケーションを取れること、また医学や福祉が発達して障害が昔のように苦労するようなものではなくなってきたのではないかと感じます。
だから、集まって問題をみんなで考えなくても間に合ってしまう。
聴覚の世界だと、例えば最近では人工内耳は1歳から手術を行うことが出来るのですが、ほんの20数年前まではまだまだ専門の医師も少なかったし、保険も適応されていませんでした。
たった20年で、もう世代間ギャップはあるわけですね。
さらに1930年代から1990年代初めぐらいまではろう学校で手話が禁止されていていた歴史もあって(先生に隠れて手話で会話をしていた)、それは昔の事ではなくて、今ちょうど30歳ぐらいの方が生まれた頃の話だったりもします。
同じ聴覚障害でも、短い間で歴史も違えば生活も違う。人工内耳が当たり前の時代の人、手話で育った人、手話を禁止されて口で話すことを強要されていた人で価値観を合わせるのは、中々難しい事です。
どの障害でも、考えなければいけない課題や支援を必要としている人達はたくさんいて、なかなか若い人たちが後に続かない焦りともどかしさがありました。
今日のミニイベントは、社会科見学。
にじどりハウスの場所から歩いて3分くらいの場所にある「有限会社千里福祉情報センター」さんに、みんなで歩いて見学に行きました。
千里福祉情報センターさんは、聴覚障害用の福祉用具を取り扱っているお店です。
大阪が本店で、横浜支店は神奈川をはじめ関東一円で営業をされています。
https://www.senrifukushi.co.jp/
お店の中には、聴覚障害に関連する色々なアイテムが展示されていて、玄関チャイムや電話の音などを知らせるものや字幕放送のアイ・ドラゴンなどを実際に見せていただくことができました。
横浜市立ろう特別支援学校にて、しゅわろうを行いました。
10名以上の参加者を初級・中級・上級に分けスタート。
これまで初級は聴者が担当していましたが、皆さんだいぶ上達してきたので、ろう者のネイティブ手話読み取りにチャレンジ!
皆さん前のめりで真剣に読み取っていました。
中級は学校文化祭の話で盛り上がっていました。
上級は子育ての事自分の近況を語り合っていました。
終了後、「コーチ」と呼ばれるろう者の講師と来年度の開催について話し合いをしました。
元々は、ろう学校に子どもを通わせている保護者。手話を教えた経験はなく、不安だったけど、今は参加者と話すのが会うのが楽しい。と話してくれました。
そして、聴者の参加者が自然に「同じ!」「良いよ~」と手話で会話している姿を見て、嬉しくなった1日でした。
障害者後見的支援事業統括安心マネジャーの瀧澤久美子氏をお招きして、横浜市後見的支援制度についての勉強会を行いました。
瀧澤氏は福祉の世界ではとても有名な方で、横浜ろう学校での講演会にも何度か来ていただいたことがあります。
さて、「成年後見制度」というのは1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
いま丁度、「親のお金は誰のもの」という成年後見を取り上げた映画が公開されていますが、成年後見制度は認知症や知的・精神に障害がある方の財産管理や身上保護を法的に行う制度です。
今回の勉強会は、それとは別に横浜市独自の制度である「横浜市後見的支援制度」についてのお話です。
成年後見制度は、後見人になる人が家庭裁判所で法的に決められる事に対して、横浜市後見的支援制度には法律はありません。
また、成年後見制度は、後見人が本人に代わって金銭の管理や契約を行ったり、万が一本院が何かの契約をしてしまった時もその契約を取り消す権限があるのに対して、横浜市後見的支援制度は本人に対して何もしません。
「何もしなかったら、一体何をしてくれるの?」という所が、非常に理解しにくい部分でした。
瀧澤氏と、保土ケ谷区の後見的支援室から職員の方が2名、それぞれの立場でお話をしてくださったところ、横浜市後見的支援制度というのは「直接的な世話はできないけど、障害者の生活を見守ってくれる所」だということが分かりました。
例えば、家族抜きで本人の気持ちを聞き出してくれたり、だいたい一人で暮らせるけどちょっと気にかけて欲しいとか、将来の生活に不安があるので話を聞いて欲しいとか、ポストに新聞や郵便物が溜まっているな、最近見かけないけど元気かな、そういった町内の民生委員さんのような緩い見守りの役割をしてくれます。
その小さな関りの中で、これは区役所に相談したほうがいい、どこか支援してくれる場所に繋げたほうがいい、といった事があれば対応してくれる。
こういった事は、学校に通っている間は先生や周囲の保護者、学校の友達など常に誰かが気にかけてくれているので想像できませんでしたが、18歳になって社会に出てみると人と接点がなくなって、気にかけてくれる人がいなくなった事に気づきました。
費用は無料で、18歳以上の障害者本人とその家族が利用できますので、横浜市にお住いの方は各区にご相談くださいとのことです。
この制度は、だいたいの事は自分で出来るからこそ「福祉制度が利用できない」人たちに、とても有用だと思いました。
とても良いお話を聞けました、ありがとうございました。
代表・副代表の2名で、保土ケ谷区障害者自立支援協議会の防災部会と、当事者部会に出席しました。
防災部会では、いよいよ「被災地障害者センター横浜ほどがや」の開設が具体化してきて、今日は規約や役員、予算等を決めました。
大きな災害が起こった時、すぐに地域で「避難所」が開設される事は知っていても、自分で歩いて行ける人しか利用できません。
そして、大勢の人が利用する避難所は体育館や公園などの広い場所に開設されますので、そこで避難生活をすることができない方達は、どんなに危険でも自宅に留まざるを得ないケースが多いです。
そのような方達のために、行政では社会福祉施設などに「福祉避難所」を開設することになっています。ただし、一般の避難所のように災害が発生した直後から必ず開設されるものではなく、受け入れ準備が整った施設から順次開設していきます。
この福祉避難所は小規模のため、区役所から対象と判断されなければ利用することができません。
では、地域の一般的な避難所にも行けず、しかし福祉避難所の対象外の人達はどうすれば良いのか。
という、スキマを支援するのが「被災地障害センター横浜ほどがや」です。
保土ケ谷区は、横浜市の中で初めてこのような取り組みを行っています。
横浜ろう学校も保土ケ谷区にあるため、親の会の代表のひとつとしてこの活動に参加しています。
当事者部会では、来年2月にろう重複をテーマにした「どんぐりの家」の映画上映会が決定しましたので、予算やスタッフ、配布するちらし等の打ち合わせを行いました。
「どんぐりの家」は、実在の人物や学校をモデルにしたドキュメント作品です。こちらは昭和40年代の実際の話を30年前にマンガで発表され、その後アニメ映画化された古い作品のため、採用するにあたっては「今の時代には合わない」「聴覚障害に興味がある人が少ないのではないか」というご意見もいただきました。
でも、ろう学校の若い保護者や教員でもこのような歴史があった事を知らない人も多くなってきたのではないか、福祉関係者の人達にも知って学んでもらいたい、地域の人達にも「ろう重複」という言葉を知って支援に繋げてもらいたい、という思いで踏み切りました。
2時間超、盛りだくさんでクタクタになりましたが、有意義な会議でした。
コロナ禍でブースの出店が激減していたので、久しぶりの出店になりました。
虹の会特製の筆談ボードをはじめ、マグネットクリップなどの
虹の会オリジナルグッズの商品をたくさんの方がお買い求めくださいました。
マグネットクリップは、しおり代わりに紙に挟んだり、イヤホンなどのコードをまとめたり、とっても便利な商品ですよ。
イベントで出店していたら、ぜひお立ち寄りください。
第2回目の週末ミニデイ。
先月の開会式で決まった名前は「にじどりハウス」です。
ろう学校より、在校生の保護者向けに講演会のご依頼をいただきました。
ときわ虹の会から卒業生の親が2名参加して、卒業後の今の様子をお話ししました。
1人目は、卒業から2年目の今年20歳になる子。ついこの前までろう学校に通っていたので、新しい生活に慣れて落ち着いてきたという話で、なんとなく「卒業後はこんな感じに変わるんだろうな」と想像しやすかったのではないかと思います。
2人目は、卒業から8年目の今年26歳になる子。参加していた方々の中で、在校中に本人に会ったことがある人は1人ぐらいでした。現在は働きながら本人の意思で一人暮らしをしていて、アパートの汚い部屋のリアルや、何とか自力で頑張っている事を紹介しました。
学校を卒業すると、その後の人生は60年ぐらいあります。そのうち40年ぐらいは何かをしながら生きていかなければならないし、その間に親は年老いていって、いつかは誰かの手に託すことになる。その前に、自分が病気やケガ、高齢になって人のお世話になるかもしれない。
子ども一人一人の特性や本人の夢や希望、家庭環境、助けてくれる親戚やきょうだいの有無。人それぞれ違うので同じようにはいきませんが、ロールモデルをたくさん見て、早いうちから想像をしていくことが大事だと思います。
2人の話に共通していたのは、「子は子の人生、親は親の人生。親も自分の人生を楽しんで欲しい」ということでした。
先輩保護者として、なにかヒントになったらいいなと思います。
今日は、記念すべき日です!
ときわ虹の会は、11年前の発足当初から「子どもたちの居場所づくり事業」を目標の一つとして活動してきました。コロナの影響で活動自体ができない数年間を経て、ついに今年スタートすることができました。
事務所もなく活動場所も定まっていない親の会でしたが、福祉事業所の方に声をかけていただき、場所を提供していただけることになりました。
横浜ろう学校の場合、横浜市だけでなく近隣の市からも通ってきています。
ベビーカーの頃から殆どが電車やバス、車で送迎しなければならない距離。早く起きて帰りは夕方になってしまうため、家の近所のお友達とも遭わず、遠くから集まる学校の友達とも帰りはバラバラで、一緒に遊ぶことができない環境で高校生まで過ごします。
卒業後に就労しても、これがまたなかなか難しい。
結果、休みの日はずっと家で過ごしているという現実があります。
初回は、使って良い部屋や触っていけない場所、ルールの説明をした後、ミニデイの名前を決めました。
ランチは近くのコンビニに買いに行き、みんなで食べました。午後は、卓球したりゲームしたり自由に過ごしました。まるで「家」のように・・・。
何時に来ても、何時に帰っても、何をして過ごしても基本自由です。
参加者からは、居心地が良くて長居してしまいそう。あっという間の時間だった。アットホームな感じが良い。料理教室もやりたい。など感想をもらいました。
まだ、虹の会限定ですが月に1回のペースで開催していく予定です。
改めて、携わってくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。子どもたちの「居場所」になり、保護者が気軽に遊びに来れる時間にしていきたいです。
ときわ虹の会は、今年度も保土ケ谷区障害者地域自立支援協議会の当事者部会と防災部会に参加しています。
防災部会については、ときわ虹の会が防災部会代表を務めているので、昨年度の活動報告と今年度の活動計画を発表しました。
今年度はリモート参加は無く会場に集まるスタイルでしたが、80名を超す参加者!
しかも、福祉関係のプロの方々ばかり。
いたる所で名刺交換をしている姿が見られ、緊張はMAX。親の会という立場で参加して良いのかさえ分からない雰囲気でしたが、せっかくなので横浜市18区ある中で、ろう学校は1校で、それが保土ヶ谷区にあることなど伝え、虹の会の説明や「どうして自立支援協議会の一員になったか」を話しました。
障害を持つ子の親として感じたことは、親以上に子どもの事を考えてくださっている方々がいて、皆さん真剣だということ。
支援してくださる側の方は、支援を必要としている人達が日々どういうふうに暮らしていて、どんな支援を求めているかを知りたいそうです。
この部分に関しては、私たち当事者がこういった場に参加して、どんどん現状を話していく必要がありそうです。
もっと福祉関係者と地域と保護者の関係が密になり、我が子の将来を考えていけたら良いな~と思いました。
私たち親の会が、やるべきことを再確認できた全体会でした。
今年度も、横浜市立ろう特別支援学校の会議室をお借りして開催。まだ外部の方の参加は難しいですが、虹の会会員とろう学校保護者を対象に企画しました。
今回は、指文字も初めてだったり、ろう者の手話を間近で見る機会も少ない方の参加が多かったです。でも1時間半後には、自分の名前を指文字で表現したり挨拶の手話を覚えたり、簡単な手話を読み取ることができていました。
緊張していた顔からも笑顔が見られるようになり、嬉しい限りです。上級グループは、近況を話し合い盛り上がっていました。
3月にろう学校を卒業した子の事業所見学(という名の買い物)を兼ねたファミレスランチ会をしました。重複の親同士だからこそ話せる赤裸々な話題が出て、本音トークができました。
お子さんが30歳を迎える会員もいれば、思春期真っ只中の中学生や高校3年生の会員も。少し先の我が子を想像して子育てができたら・・・と言われるけど、「今日」で精一杯なんですよね~。わかるわかる!今抱えている悩みを吐き出し、ストレス発散できた参加者の皆さん。聞いてくれる人がいるって大事ですよね。
ランチ後は、事業所見学。卒業生を小さいころから知っている私は、立派に仕事している姿を見て涙腺崩壊寸前。座れなかった子が・・・。指示が通らなかった子が・・・。
だいじょうぶだいじょうぶ!みんな生き抜く力を持っています🍀
虹の会会員から「コンサートで舞台手話通訳をする」と情報があり、すぐチケット購入。
オペラ歌手の鵜木絵里さんとピアニストの中川賢一さんが、非常に素晴らしい演奏を披露してくださいました。
このコンサートは「バリアフリーコンサート」で、手話通訳、墨字に点字を打ったプログラム、補助犬、照明を暗くしない、UDトークで文字投影など、どんな人でも楽しめるように充実した鑑賞サポートがされたステージで、これまで何度も開催されていてとても人気があるのだそうです。
当日、檀上で手話通訳を担当された会員さんは、商品企画室の一員として製作に携わっている姿とは別人!表現力に一気に引き込まれてしました。手話は表情が大事だと言いますが、まさにその通り。歌の歌詞に合わせ、手だけじゃなく全身で表現していていました。感動しました。
手話が分からない人たちにも届く表現力だったことは間違いないです。「今度から気軽に話しかけられないな~」と思っていましたが、コンサート終了後いつもの笑顔を見せてくれました。
これからも舞台手話通訳の活動を応援したいです。
4年ぶりのBBQ大会。待ちに待った開催です!!
今回も、いつもお世話になっている藤沢市の弁慶果樹園さんにお邪魔しました。BBQスペースは大きなビニールハウスの中で、広いテーブルをたくさん使わせていただけました。参加者は40名を超え、初参加の方もたくさんいらっしゃいました。ありがとうございます。
もう10年以上もBBQをやってきたので、何も言わずとも皆さん手慣れたものです。準備も、調理も、どんどん進んでいきます。素晴らしい!
虹の会のBBQは焼肉屋さんのようなカット肉とか味付け肉を焼くなんて、野暮なことはしません(厳密に言うとカット肉もあるのですが、待てない腹ペコの子ども達用ですね)。ファミリーで行くBBQでは滅多にお目にかかれないような料理が醍醐味です。今回は定番の焼きそば、焼き鳥に加え、ローストビーフ、鶏の丸焼き、さらにたこ焼きまで焼いちゃいました。
虹の会がこのBBQ大会を大切にしている理由のひとつに「親も楽しもう」があります。家族単位でのBBQは道具を持って行ったり準備に片付けまで想像以上に大変なのですが、さらに障害を持っていたり子どもが小さいと「とにかく周囲に気を使って楽しめない」と言われます。
そこで、ボランティアさんに来てもらったり、10年前は子供だった子達もお兄さんお姉さんになって、みんなで小さい子の面倒を見ます。こうして、大人がのんびりと座って会話ができる時間を作れるのも良い所です。
さて。張り切って色々と準備をしたのですが・・・最後の方はみんなお腹いっぱいになってしまい、材料だけ残ってしまったメニューもありました。ワッフルとかポップコーンとか作ろうと思っていたのですが、これはまた来年リベンジです。
少しずつ、外で楽しむ行事も出来るようになってきて嬉しいです。とても良い1日を過ごすことができました。
今年度のしゅわろうは、横浜市立ろう特別支援学校様のご協力のもと、4回開催できました。「ランチをしながら手話で喋ろう」というのを楽しみにしてくださっている会員さんも多いのですが、ここ4年間ぐらいはずっと会議室などを借りて、飲食ナシで開催してきました。
手話サロン「しゅわろう」の先生は「コーチ」と呼ばれています。でも手話講師の仕事をしているプロの方々ではありません。虹の会の会員のろうママたちが、手話を教えてくれます。
また、テキストはありません。大まかにレベル分けしたグループに分かれて、季節や行事に合った内容を手話表現したり、近況を表現したりします。自分の事を手話表現するのは難しいけど、コーチがサポートしながら毎回和やかな雰囲気で開催できています。
手話ネイティブであり、同じ子を持つ親が教えてくれるので、生活や学校行事など家に帰ってすぐに子どもと会話ができるような身近で親しみやすい話題がとても好評です。
このスタイルは、これからも続けて行きたいと思います。
来年度も以前のようにランチをしながら開催・・・は、もう少し見合わせることに決めました。早く安心してランチをしながら手話れる(手話で喋る)時が来ますように。
今年度コーチを引き受けてくれた会員に、感謝感謝の一年間でした。
今年度は、コロナも落ち着いてきたことからブース活動ができるイベントが徐々に増えてきて、合計3回ブース活動をすることができました。
会の活動を紹介したり、困っているろう者がいることを知ってもらうことを目的に、会員が製作したオリジナルグッズを販売しました。
グッズの開発や製作の中心として大活躍の商品企画室のみなさんが集まり、一年間の活動をふり返ったり、オリジナルグッズの見直し等をしました。
来年度は、コロナ前のように子どもたちが販売員体験ができると良いな~と願い、一年間の活動を終了しました。