2020年12月8日火曜日

福祉学習会の見学(峯小学校)

保土ヶ谷区自立支援協議会の当事者部会へ、地域の小学校から福祉学習会の依頼が来ました。


今回は、先週の上菅田笹の丘小学校に続き、峯小学校での開催です。再び見学としてお邪魔しました。コロナウイルスの影響により6年生だけ会場に集まって、他の学年は教室でテレビ視聴していました。

保土ケ谷区視覚障害者協会から視覚障害者の方と、先週に引き続き保土ヶ谷区聴覚障害者協会から聴覚障害者の方が講師として参加されました。

視覚障害者の方の話は、専用のアプリが入ったパソコンがあれば、読み上げ機能でメールでもニュースでもすぐに情報を得られるということで、実際にパソコンで実演されました。
また、ペン型の機械を押しあてると、「赤」とか「茶色」と色を判別して音声で教えてくれる実演には、「お~!」と声が上がっていました。

代表の子が2名ほど、ガイドヘルパーをやってみる実演もあって、想像以上にぶつからないよう気を遣ってガイドしている姿も頼もしかったです。

聴覚障害者の方は、前回に引き続き生活の中で困っている事などをお話しした後、簡単な手話での挨拶や名前などをみんなで練習しました。

横で見ていると、子どもたちは思ったよりも手話に慣れているようで、50音を指文字でやってみたり、自分の名前を手話でやってみたりと、こちらが感心するほどでした。

この世の中は、だいたいの人に対して便利なように作られているけれど、個人個人に便利なようには作られていないから、不便に思う人が出てくる。
不便に思う人を障害者(社会が整っていないから不便な生活をしている人)とするならば、みんなが便利に生活できるように変えていくことが、ノーマライゼーションなのだろうなと思います。

そういった考え方を小さいうちから持つ事で、将来みんなに優しい世の中を作る大人になってくれたらいいなと願わずにいられませんでした。

両日とも、とても良い経験をさせていただきました。

2020年12月1日火曜日

福祉学習会の見学(上菅田笹の丘小学校)

 保土ヶ谷区自立支援協議会の当事者部会へ、地域の小学校から福祉学習会の依頼が来ました。

今回は、上菅田笹の丘小学校にて、保土ヶ谷区聴覚障害者協会の当事者の方が講師として小学生にお話をしました。

地域の小学校では、小学生に対してどのような方法で福祉学習を行っているのかを見学させていただくことができました。なかなか部外者が立ち入ることはできないので貴重な体験です。

耳が聞こえないとこんなことが困る、耳が聞こえない人がいたらこういう方法で話しかけて貰えると嬉しい、といった普段の生活のお話の後は質問コーナー。

小学生(2年生)からは、こんな質問がありました。
「レジで金額が分からなくて困りますか?」
「食堂での注文方法は?」
「小学校時代は、個別級にいたんですか?」

それに対しての回答は
「レジの金額が出る表示板を見たり、分からなければ1万円札を出しちゃう。だから小銭が増えるの」
「食堂ではメニューを指差す」

「小学校は、ろう学校に通っていました」
というものでした。
自分でも想像出来る方法なので予想外だったのか、「へぇ~!」と言った感じの反応。
工夫次第で何でも出来るということが伝わったかな?

こういった福祉学習会は年に1度ぐらいの頻度らしいのですが、小学生のうちから身近に触れる事は大切だなと思いました。