2015年2月24日火曜日

茶話会

今年度最後の茶話会は、ボリュームたっぷりの内容で行ないました。

第1部「先輩保護者の話を聞こう」

第2部「ランチ会」

第3部「がんばるお母さんのリラックスタイム」


横浜ろう学校は、乳児から高校生までの子どもたちが通っています。

それはとても有難いことに、色々なロールモデルをリアルタイムで見ることができるのです。

幼稚部に通っている保護者は、もうすぐ高校を卒業する子どもと、卒業まで育て上げた保護者を目の当たりにすることができます。

うちの子が小学生になったらどんな事を学ぶのだろう
中学生になったらどんな問題があるのだろう
高校生になったら進学や就職はどうなっていくのだろう

その渦中にいるそれぞれの保護者に、お話を聞くことができるのは大変な財産だと思います。

とはいえ、学校の中ではPTA活動以外で学部を越えた交流はあまりなく
また、卒業してしまうと会えなくなってしまうデメリットもあります。

ときわ虹の会の良いところは、卒業しても関係を保てるところです。

今回は、お子さんがろう学校を卒業して成人した保護者と、もうすぐ卒業を控えている高等部の保護者にお話を聞かせていただきました。

それぞれ自分の子に重ね合わせ、いずれ来る将来の事を考えるきっかけになったと思います。

午後からは、理容師・エステの先生方をお招きして、マッサージや眉カット、耳つぼジュエリーなどを格安で施術していただきました。

母親になると、自分の身なりのことはつい後回しにしてしまいがちですよね。
そしてなかなかエステにお金を使うこともできませんね。

不定期ですが、普段頑張っているお母さん方に、少しだけ贅沢な時間を作っています。
私は、小顔になるマッサージと耳つぼジュエリーをお願いしました!
誰にも邪魔されずにゆったりした時間を過ごすことができて幸せでした!




2015年2月17日火曜日

しゅわろう

横ろう近くのファミレスで、しゅわろうを行ないました。
たくさんのご参加ありがとうございました!



2015年2月7日土曜日

「ろうでもできる・ろうだからできる・わたしだからできる」講演会

「ろうでもできる・ろうだからできる・わたしだからできる
~子どもたちが障害を認め、ろうであることに誇りと自信をもって生きていくために~」

横ろうPTAの進路委員会との共催で、橋本一郎先生の講演会を行ないました。
子どもとの向き合い方について、大変考えさせられる内容でした。

<参加者の感想>

「障害者」と言われている人たち。
例えば車椅子の人たちの世界が当たり前だとすると、家の中だけでなく、公共のあらゆるものが低くなりますね。公衆電話も車椅子で丁度いい高さになりますから、車椅子を使わない方は腰をかがめて苦労して使わなければなりません。
このように、「障害者」の世界からすれば「健常者」が「障害者」となる。

今の時代は、「健常者」と言われる人達が住みやすいように作られた世の中だから、「障害者」が住みにくい。

この内容からスタートした橋本先生の講演会。

【わが子が卒業するまでに身につけないといけないことは何だと思いますか?】というお題のプリントを1人ずつ書きました。
参加者が書いたことをまとめたら、「喋れるようになって欲しい。発音が上手になって欲しい。」という意見は出ず、全員「生活力・コミュニケーション力」でした。

先生から、「お子さんは、1人で起きていますか?」という質問に対し、高等部保護者から「私が起こしています」という返事が出てビックリした場面も・・・。
卒業するまでに身につけることを親も子も考え、取り組んでいかないといけないと痛感しました。

勉強は大事!発音も大事!でも、もっと大切なことがあることがわかった講演会でした。
ときわ虹の会では、先輩保護者からいろいろな経験談を聞く機会があり、小さいころから「何が大切なのか」を学んでいたおかげで自分で起きることができる子になって良かったな~と思ったと同時に、卒業までに苦手なことに目を背けず克服していきたいと思いました。


:::橋本一郎先生プロフィール:::

東京都立光明特別支援学校 教諭
亜細亜大学 非常勤講師
聴覚障害児・者自己啓発グループ「ひよこっち」代表
厚生労働大臣認定 手話通訳士