2023年6月26日月曜日

保護者学習会講演

ろう学校より、在校生の保護者向けに講演会のご依頼をいただきました。
ときわ虹の会から卒業生の親が2名参加して、卒業後の今の様子をお話ししました。

1人目は、卒業から2年目の今年20歳になる子。ついこの前までろう学校に通っていたので、新しい生活に慣れて落ち着いてきたという話で、なんとなく「卒業後はこんな感じに変わるんだろうな」と想像しやすかったのではないかと思います。

2人目は、卒業から8年目の今年26歳になる子。参加していた方々の中で、在校中に本人に会ったことがある人は1人ぐらいでした。現在は働きながら本人の意思で一人暮らしをしていて、アパートの汚い部屋のリアルや、何とか自力で頑張っている事を紹介しました。

学校を卒業すると、その後の人生は60年ぐらいあります。そのうち40年ぐらいは何かをしながら生きていかなければならないし、その間に親は年老いていって、いつかは誰かの手に託すことになる。その前に、自分が病気やケガ、高齢になって人のお世話になるかもしれない。

子ども一人一人の特性や本人の夢や希望、家庭環境、助けてくれる親戚やきょうだいの有無。人それぞれ違うので同じようにはいきませんが、ロールモデルをたくさん見て、早いうちから想像をしていくことが大事だと思います。

2人の話に共通していたのは、「子は子の人生、親は親の人生。親も自分の人生を楽しんで欲しい」ということでした。
先輩保護者として、なにかヒントになったらいいなと思います。






2023年6月24日土曜日

週末ミニデイOPEN!

今日は、記念すべき日です!

ときわ虹の会は、11年前の発足当初から「子どもたちの居場所づくり事業」を目標の一つとして活動してきました。コロナの影響で活動自体ができない数年間を経て、ついに今年スタートすることができました。

事務所もなく活動場所も定まっていない親の会でしたが、福祉事業所の方に声をかけていただき、場所を提供していただけることになりました。

横浜ろう学校の場合、横浜市だけでなく近隣の市からも通ってきています。
ベビーカーの頃から殆どが電車やバス、車で送迎しなければならない距離。早く起きて帰りは夕方になってしまうため、家の近所のお友達とも遭わず、遠くから集まる学校の友達とも帰りはバラバラで、一緒に遊ぶことができない環境で高校生まで過ごします。
卒業後に就労しても、これがまたなかなか難しい。
結果、休みの日はずっと家で過ごしているという現実があります。


初回は、使って良い部屋や触っていけない場所、ルールの説明をした後、ミニデイの名前を決めました。

ランチは近くのコンビニに買いに行き、みんなで食べました。午後は、卓球したりゲームしたり自由に過ごしました。まるで「家」のように・・・。
何時に来ても、何時に帰っても、何をして過ごしても基本自由です。

参加者からは、居心地が良くて長居してしまいそう。あっという間の時間だった。アットホームな感じが良い。料理教室もやりたい。など感想をもらいました。

まだ、虹の会限定ですが月に1回のペースで開催していく予定です。

改めて、携わってくださった皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。子どもたちの「居場所」になり、保護者が気軽に遊びに来れる時間にしていきたいです。








2023年6月1日木曜日

保土ヶ谷区障害者地域自立支援協議会 全体会

ときわ虹の会は、今年度も保土ケ谷区障害者地域自立支援協議会の当事者部会と防災部会に参加しています。

防災部会については、ときわ虹の会が防災部会代表を務めているので、昨年度の活動報告と今年度の活動計画を発表しました。

今年度はリモート参加は無く会場に集まるスタイルでしたが、80名を超す参加者!
しかも、福祉関係のプロの方々ばかり。
いたる所で名刺交換をしている姿が見られ、緊張は
MAX。親の会という立場で参加して良いのかさえ分からない雰囲気でしたが、せっかくなので横浜市18区ある中で、ろう学校は1校で、それが保土ヶ谷区にあることなど伝え、虹の会の説明や「どうして自立支援協議会の一員になったか」を話しました。

障害を持つ子の親として感じたことは、親以上に子どもの事を考えてくださっている方々がいて、皆さん真剣だということ。
支援してくださる側の方は、支援を必要としている人達が日々どういうふうに暮らしていて、どんな支援を求めているかを知りたいそうです。
この部分に関しては、私たち当事者がこういった場に参加して、どんどん現状を話していく必要がありそうです。

もっと福祉関係者と地域と保護者の関係が密になり、我が子の将来を考えていけたら良いな~と思いました。

私たち親の会が、やるべきことを再確認できた全体会でした。