2023年10月28日土曜日

にじどりハウス

今日のミニイベントは、社会科見学。

にじどりハウスの場所から歩いて3分くらいの場所にある「有限会社千里福祉情報センター」さんに、みんなで歩いて見学に行きました。
千里福祉情報センターさんは、聴覚障害用の福祉用具を取り扱っているお店です。
大阪が本店で、横浜支店は神奈川をはじめ関東一円で営業をされています。
https://www.senrifukushi.co.jp/

お店の中には、聴覚障害に関連する色々なアイテムが展示されていて、玄関チャイムや電話の音などを知らせるものや字幕放送のアイ・ドラゴンなどを実際に見せていただくことができました。

そして、生活には欠かせない目覚まし時計!
にじどりハウスの参加者に毎日どうやって起きているか聞いたところ、卒業生は自分で目覚めているけど、学生は家の人に起こしてもらっていました。
スマホの振動で起きられる人もいれば、なかなか起きられない人もいます。
枕の下に強力な振動が起こるベッドシェーカーを入れる時計は種類がたくさんあって、腕時計型や、2つ同時に振動する機械もあるそうです。

「自分で起きることは、勉強よりも大事」
というのは、子どもが社会に出て実感しました。
毎日自分できちんと生活を整えて、心も体も落ち着いて過ごすこと。
親だって、イライラせずに爽やかな朝を迎えたいですものね!

聴覚障害をサポートする商品が楽しくて、親の方が興味津々。
ぜひ自立に向け取り組んで欲しいです。

見学の後は、歩いて近くのスーパーまでランチを買いに行きました。
いつもの場所に戻り、手洗いしてテーブルを消毒し、いただきま~す。
気持ちの良い気候になり、散歩がてらランチを買う事も増えそうです。




2023年10月27日金曜日

しゅわろう

横浜市立ろう特別支援学校にて、しゅわろうを行いました。
 
10名以上の参加者を初級・中級・上級に分けスタート。

これまで初級は聴者が担当していましたが、皆さんだいぶ上達してきたので、ろう者のネイティブ手話読み取りにチャレンジ!
皆さん前のめりで真剣に読み取っていました。

中級は学校文化祭の話で盛り上がっていました。

上級は子育ての事自分の近況を語り合っていました。

終了後、「コーチ」と呼ばれるろう者の講師と来年度の開催について話し合いをしました。

元々は、ろう学校に子どもを通わせている保護者。手話を教えた経験はなく、不安だったけど、今は参加者と話すのが会うのが楽しい。と話してくれました。

そして、聴者の参加者が自然に「同じ!」「良いよ~」と手話で会話している姿を見て、嬉しくなった1日でした。





2023年10月20日金曜日

横浜市後見的支援制度勉強会

障害者後見的支援事業統括安心マネジャーの瀧澤久美子氏をお招きして、横浜市後見的支援制度についての勉強会を行いました。

瀧澤氏は福祉の世界ではとても有名な方で、横浜ろう学校での講演会にも何度か来ていただいたことがあります。

さて、「成年後見制度」というのは1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
いま丁度、「親のお金は誰のもの」という成年後見を取り上げた映画が公開されていますが、成年後見制度は認知症や知的・精神に障害がある方の財産管理や身上保護を法的に行う制度です。

今回の勉強会は、それとは別に横浜市独自の制度である「横浜市後見的支援制度」についてのお話です。
成年後見制度は、後見人になる人が家庭裁判所で法的に決められる事に対して、横浜市後見的支援制度には法律はありません。
また、成年後見制度は、後見人が本人に代わって金銭の管理や契約を行ったり、万が一本院が何かの契約をしてしまった時もその契約を取り消す権限があるのに対して、横浜市後見的支援制度は本人に対して何もしません。

「何もしなかったら、一体何をしてくれるの?」という所が、非常に理解しにくい部分でした。

瀧澤氏と、保土ケ谷区の後見的支援室から職員の方が2名、それぞれの立場でお話をしてくださったところ、横浜市後見的支援制度というのは「直接的な世話はできないけど、障害者の生活を見守ってくれる所」だということが分かりました。

例えば、家族抜きで本人の気持ちを聞き出してくれたり、だいたい一人で暮らせるけどちょっと気にかけて欲しいとか、将来の生活に不安があるので話を聞いて欲しいとか、ポストに新聞や郵便物が溜まっているな、最近見かけないけど元気かな、そういった町内の民生委員さんのような緩い見守りの役割をしてくれます。

その小さな関りの中で、これは区役所に相談したほうがいい、どこか支援してくれる場所に繋げたほうがいい、といった事があれば対応してくれる。
こういった事は、学校に通っている間は先生や周囲の保護者、学校の友達など常に誰かが気にかけてくれているので想像できませんでしたが、18歳になって社会に出てみると人と接点がなくなって、気にかけてくれる人がいなくなった事に気づきました。

費用は無料で、18歳以上の障害者本人とその家族が利用できますので、横浜市にお住いの方は各区にご相談くださいとのことです。

この制度は、だいたいの事は自分で出来るからこそ「福祉制度が利用できない」人たちに、とても有用だと思いました。

とても良いお話を聞けました、ありがとうございました。


2023年10月19日木曜日

保土ケ谷区障害者自立支援協議会 定例会出席


 代表・副代表の2名で、保土ケ谷区障害者自立支援協議会の防災部会と、当事者部会に出席しました。

防災部会では、いよいよ「被災地障害者センター横浜ほどがや」の開設が具体化してきて、今日は規約や役員、予算等を決めました。

大きな災害が起こった時、すぐに地域で「避難所」が開設される事は知っていても、自分で歩いて行ける人しか利用できません。
そして、大勢の人が利用する避難所は体育館や公園などの広い場所に開設されますので、そこで避難生活をすることができない方達は、どんなに危険でも自宅に留まざるを得ないケースが多いです。

そのような方達のために、行政では社会福祉施設などに「福祉避難所」を開設することになっています。ただし、一般の避難所のように災害が発生した直後から必ず開設されるものではなく、受け入れ準備が整った施設から順次開設していきます。
この福祉避難所は小規模のため、区役所から対象と判断されなければ利用することができません。

では、地域の一般的な避難所にも行けず、しかし福祉避難所の対象外の人達はどうすれば良いのか。
という、スキマを支援するのが「被災地障害センター横浜ほどがや」です。

保土ケ谷区は、横浜市の中で初めてこのような取り組みを行っています。
横浜ろう学校も保土ケ谷区にあるため、親の会の代表のひとつとしてこの活動に参加しています。

当事者部会では、来年2月にろう重複をテーマにした「どんぐりの家」の映画上映会が決定しましたので、予算やスタッフ、配布するちらし等の打ち合わせを行いました。

「どんぐりの家」は、実在の人物や学校をモデルにしたドキュメント作品です。こちらは昭和40年代の実際の話を30年前にマンガで発表され、その後アニメ映画化された古い作品のため、採用するにあたっては「今の時代には合わない」「聴覚障害に興味がある人が少ないのではないか」というご意見もいただきました。

でも、ろう学校の若い保護者や教員でもこのような歴史があった事を知らない人も多くなってきたのではないか、福祉関係者の人達にも知って学んでもらいたい、地域の人達にも「ろう重複」という言葉を知って支援に繋げてもらいたい、という思いで踏み切りました。

2時間超、盛りだくさんでクタクタになりましたが、有意義な会議でした。








2023年10月16日月曜日

筆談ボード製作会

販売イベントの予定も徐々に増え始めてきましたので、 長らくお休みしていた筆談ボードの製作会を再開しました。

ときわ虹の会の筆談ボードは1つ1つ手作業。
薄くて、カバンの中に入るサイズで、丈夫で、汚れなくて、繰り返し使えて、見た目が可愛くて、マーカーや消すものも一緒に収納できて・・・・
会員が実際に使って感じた事や購入してくださったお客様からのご意見を参考にしながら、こんなのがあったらいいなという理想を全部詰め込んだ商品です。

材料の選び方や作り方は何年もかけて改良を重ねて今の形になりました。
どこにもレシピがない虹の会オリジナル。

商品企画部のメンバーと会員が集まって、おしゃべりしながら手を動かしていきます。

2023年バージョンは、ちょっとだけ改良する予定で進めています。






2023年10月13日金曜日

茶話会

今月の茶話会は、久しぶりに会う会員が集まりました。

子どもの学校も違うし、学年も違う。悩みも違う。
でも、共感できる部分が多く、先輩保護者の実体験を真剣な眼差しで集中!
障害年金、進路、子育て術、きょうだい問題等、5時間近く話が尽きることはありませんでした。
ミニデイサービス(にじどりハウス)の話題も出て、まだ参加したことない会員から「報告のプリントでは様子が分からなかったけど、我が子でも参加できそう」と前向きでした。
直接伝えることができて良かったです。

更に、「今度こういう企画どうですか?」と楽しい企画に皆でスマホで検索したり!楽しいことには食いつきが良いのは、相変わらずです。

どんどん案が出てきました。実現する日も近そうです🎵