2023年11月11日土曜日

横浜市保土ケ谷区社会福祉協議会 当事者団体部会参加

 保土ケ谷区社会福祉協議会の当事者部会に、オブザーバーとして代表と副代表2名で参加しました。

長く、保土ケ谷区障害者自立支援協議会の当事者部会に参加していますが、これとは別のものになります。

参加者の皆様は社協の方と、保土ケ谷区の各障害者協会、当事者・親の会等の5団体で、どのような活動をしているか、またときわ虹の会がどのような会かという紹介を含め、現在の状況をお伺いしました。

このような、当時者・親の会はどんな会議に参加しても似ているのですが、とにかく高齢化が進んでいるのが悩みです。
要因としては、今の若い障害者を持つ保護者の人達は、インターネットで簡単に情報が手に入ったりコミュニケーションを取れること、また医学や福祉が発達して障害が昔のように苦労するようなものではなくなってきたのではないかと感じます。
だから、集まって問題をみんなで考えなくても間に合ってしまう。

聴覚の世界だと、例えば最近では人工内耳は1歳から手術を行うことが出来るのですが、ほんの20数年前まではまだまだ専門の医師も少なかったし、保険も適応されていませんでした。
たった20年で、もう世代間ギャップはあるわけですね。
さらに1930年代から1990年代初めぐらいまではろう学校で手話が禁止されていていた歴史もあって(先生に隠れて手話で会話をしていた)、それは昔の事ではなくて、今ちょうど30歳ぐらいの方が生まれた頃の話だったりもします。

同じ聴覚障害でも、短い間で歴史も違えば生活も違う。人工内耳が当たり前の時代の人、手話で育った人、手話を禁止されて口で話すことを強要されていた人で価値観を合わせるのは、中々難しい事です。

どの障害でも、考えなければいけない課題や支援を必要としている人達はたくさんいて、なかなか若い人たちが後に続かない焦りともどかしさがありました。