2014年3月18日火曜日

横浜市将来にわたる安心施策説明会

ラポールにて、平成26年度 「横浜市将来にわたるあんしん施策」説明会が行われました。
ときわ虹の会事務局から、3名が傍聴者として参加しました。

横浜市が行っている「横浜市障害者プラン」の中の
「将来にわたるあんしん施策」として話し合われている内容の説明です。

多くの障害を持つ方にとって「親亡き後」は切実であり
同時に、今現在様々な障害を抱える方に対し、行政がどのように関わるかも問題になっています。


もちろん、聴覚障害もその対象になっています。
が、お話を最後まで聞いてみても、聴覚障害に関わる施策はほとんどありませんでした。

ひとつだけ、「救急手話通訳者派遣」というものがあり
『聴覚障害者が救急車を要請し、合わせて手話通訳者の派遣依頼をした場合に
手話通訳者を搬送先医療機関に派遣する』
とのことでした。

ただし、実際にこれがどの程度動いているのかは不明であり
まずは、聴覚障害の当事者にどれほど周知されているか
また、受け入れ側の病院や消防署が確実に手話派遣の手続きを取ってくれるのか
どの程度の時間で通訳者が派遣されるのか(緊急を要する時はどうするのか)、など
まだまだ問題は山積しているようでした。


その他、多くの障害者・障害児に対する事業についての説明がありましたが
実際に聴覚障害を持つ障害者・障害児の親が急に亡くなった場合に
どれだけ行政のサービスが利用できるかといえば
話を聞いた上では「ほぼ皆無」、という印象でした。



いくら困っていたとしても、きちんと伝えなければいつまでも理解してもらえません。

必要な時に、必要なサービスを受けられるようにするためには
ひとりひとりがしっかりと声をあげていくことが大切だと感じました。


この説明会の内容は、横浜市のHPで公開されています。
http://www.city.yokohama.lg.jp/kenko/shogai/anshinpt/20140218165243.html