2018年10月21日日曜日

第22回 全国聴覚言語障害者福祉研究交流集会@東京都小金井市

10/20(土)、21(日)の2日間に渡り、東京学芸大学にて
第22回 全国聴覚言語障害者福祉研究交流集会が開催されました。
ときわ虹の会の事務局から3名参加しました。

最初に基調講演があり、その後で入門編と、第1分科会から第8分科会(うち分散会を含む)11のグループのうち、あらかじめ参加したいグループに分かれるスタイルです。

当事者のこころとからだの健康、コミュニケーションについて、高齢聴覚障碍者の介護、地域生活、家族会、福祉制度、聴覚障害児の発達など、どれも魅力的な内容ばかりで選ぶのに悩みました。

私達は2手に分かれて、
「重複聴覚障害者の暮らし」と「家族の願いと家族会」へそれぞれ参加しました。

日本全国から、障害当事者家族をはじめ施設の職員から手話サークルの人達まで、実に様々な立場の人たちが集まりました。

障害者家族からは切実な訴えが、支援員からは現場の様子が、各団体の方からは関わりについて、たくさんの意見を交換することが出来ました。
私も20年以上ろう重複の子どもを育ててきましたが、この先も一生涯、学ぶことは尽きないと改めて思いました。
ときわ虹の会を運営していくに当たって、有益な情報をたくさんいただく事ができて、非常に参加して良かったと思います。

神奈川県(特に横浜市)の、聴覚障害に対する支援や理解の遅さも際立ちました。そこに住む私達以上に、その他の地域の方々のほうが大変なショックを受けておられました。
「私達に何か出来る事があるかも知れません、いつでも相談してください」と、次々に名刺をいただきました。有難い気持ちでいっぱいでした、また非常に複雑でした。悲しいかな、これが横浜の現実です。

地域の福祉の課題、ときわ虹の会の課題、私自身の課題、色々な事が見えた2日間でした。