2025年11月23日日曜日

週末こどもレク 「にじどりハウス」

 今月のにじどりハウスは、東京2025デフリンピック観戦!
東京を中心に、11/15~11/26まで開催されています。
今回の東京大会は、1924年にパリで行われた1回目の開催から数えて丁度100回目になります。また、日本では初めて行われます。

デフリンピックは、開閉会式をのぞいて予約不要、そして入場料無料。
総勢14名で、横浜駅から電車とバスに乗って駒沢オリンピック公園に行きました。

卓球の日本代表選手として横浜ろう学校卒業生が出場していたり、また元デフリンピック選手の先生も参加されていたりして、子ども達も興味深々。
会場のあちこちで、手話が飛び交っていました。

陸上の観戦中、前の席に座っていらしたご夫婦がデフリンピックの素敵なタオルを持っていたので、図々しくも少しだけ貸してくださいとお願いしてしまいました。(とてもいい写真が撮れました、ありがとうございました!)
お話を聞くと、ご夫婦で福祉関係の仕事をしていらっしゃって、奥様は手話通訳士なのだそうです。ご親切にありがとうございました。

デフリンピックの様子がニュースで流れたり、他の日に実際に見に行かれた方からは「デフリンピック見ました」「ときわ虹の会のおかげで手話やろう者が身近に感じられて応援に熱が入りました」というお声をいただいたりして、興味を持ってくださる方が増えて嬉しく思います。








2025年10月28日火曜日

茶話会

「子どもの金銭トラブル」の話題で茶話会を行いました。

子どもといっても、すでに成人になり働いている子どもの保護者が集まりました。
横浜ろう学校は横浜市18区全域+市外からも通学してきています。
そのため、在学中は何かと学校に集まった保護者同士で情報交換ができていたものが、卒業したあとはそれぞれの家と職場周辺が生活圏になるため会う事も減り(または全く連絡も取らず)誰が何をしているのか分からなくなるのは珍しくありません。

社会に出て働き始めると、これまでのお小遣いと違って万単位でお金を持つ機会が増えます。
交友関係も広がり、社会人の先輩、その先輩の友達、保護者が把握しきれない人達と付き合う事も増えます。大人なのだから自己責任とはいっても、障害を抱えていると完全に手放しとはいかない事もあります。

そんな中、保護者が知らない所で金銭トラブルを抱える子が結構多い。特に、聴覚障害だけでなく知的にも支援が必要な子は、十分理解しないままお金を払わされたり、割り勘で自分だけ多く請求された事もあるようです。

また、お金がないから遊べないと断っても、友達の職場の健常者の人(全くの赤の他人)から、「障害年金を貰っているだろう?」といった事を言われた子もいるそうです。
もう簡単に消費者金融で借金をすることも可能ですので、保護者としては背筋がゾッとする話です。

あるいは、ゲームに多額の課金をしていたり、ネットショッピングで高額な物を買ったりという報告もありました。
本人がよく分からないまま、他県まで友達と遊びに行って驚いたという人もいました。

ある程度の金銭管理は本人に任せたいところですが、交友関係を含め子どもの能力に合わせて保護者が支援していかないと、取り返しのつかないトラブルに巻き込まれるということを再確認しました。

2025年9月29日月曜日

手話サロン「しゅわろう」

今回は、おたのしみ回の【しゅわろうランチ会】

ファミリーレストランで4人席のテーブルにコーチ1名と参加者3名に分かれ、初級・中級・上級の3グループでスタート。
少人数なので、みんなでゆったりとお喋りをすることができます。
ランチしながら手話に親しみました。
会議室の雰囲気とは違い、リラックスした様子でした。

しゅわろうの良い所は、学習感が少ない事。
メニューや調味料の手話はどうするのかと気軽に聞けたり、最近の世間話などからも単語を学べます。
テーマを決めなくても、次から次へと参加者から質問が出ては「へぇ~!こうやるんだ!」と盛り上がります。どれも身近な話題だから、家に帰ってもすぐに使える事ばかり。

2時間では終わらない勢いで、皆さん楽しんでいました。



2025年9月21日日曜日

週末こどもレク「にじどりハウス」

9月1日の防災の日に関連付け、「避難しよう!防災食を食べてみよう!」を企画しました。

以前、お借りしている施設から近くの公園まで避難した時に課題が見つかりました。
その後、改善策を練って再実行しましたが、やはりまた課題点が見つかりました。
一口に防災といっても、地震、津波、火事、洪水、台風、土砂災害、豪雪などなど、本当に多岐に渡ります。
また、素早く動ける人、動けない人、障害のある人、こども、高齢者など、どんな人かによっても違ってきます。
何事もトライ&エラー。平時に改善を繰り返し、発災した時に落ち着いて行動できるようにしていきたいと強く思いました。

防災食は、よくあるタイプの水やお湯を注いで作るご飯を作って試食しました。

結果「美味しかった・食べることができた」と子どもたちからの感想。
そもそも、好き嫌いや食わず嫌いの子どもたちが多く、家庭で作ってもなかなか手が伸びないと悩んでいる保護者の声がありました。
もしかして、みんなで一緒に食べれば克服できるのではないか?ということで試してみたところ、これが大成功でした。
炊きたてのご飯のようには美味しくはないけど、想像よりは美味しかったみたいです。
おかわりをした子もいました。
美味しい非常食を作っている企業努力もすごいですね。

ほかにも、簡易トイレに座ってみる経験など防災グッズも体験しました。
定期的に開催したい企画になりました。






2025年8月6日水曜日

電話リレーサービス勉強会

一般財団法人日本電話リレーサービス(日本財団)の講師の方をお迎えして、電話リレーサービス/ヨメテルの体験勉強会を行いました。

当初は会員向けの開催を検討していましたが、この話を地域支援に持って行った所、「支援側や地域の方々にも周知する必要があるサービスだから一緒にやりましょう」ということで保土ケ谷区障害者地域自立支援協議会の当事者活動支援部会と共催にしました。

当日は、講師含め23名が集まりました。予想に反して会場内は満員御礼。
中には県外の大学生がわざわざ勉強のために来場してくださったりして、この事業の反響の大きさに驚きました。

電話リレーサービスは、「手話」で話す人と、「声」で話す人を繋ぐ素晴らしいサービスです。
これまで手話通訳を依頼する時は、事前に登録して、日時を指定して、その時間に現地に来てくださる方を探してもらわなければならなかったのですが、このサービスはスマホやPCを通じて手話通訳士の方を呼び出せるので場所を選ばず、また24時間365日利用することができます。

手話で話す人は、スマホの中の手話通訳士に内容を伝えます。
手話通訳士はそれを音声で相手にに伝えます。
声で話す人にとっては、手話通訳の間のタイムラグがあるだけで、普通に電話をしているのと同じ感覚です。

今は、お店や病院などネットで予約できるサービスが多くなったので聴覚障害の人も便利になりましたが、それでもキャンセルや変更、問い合わせは電話のみという事が多々あります。

まだまだ知られていないサービスなので、電話リレーサービスから電話がかかってくると詐欺や間違い電話と思ってガチャ切りされることも珍しくないそうです。
まずは地域のお店や役所などから、広めて行けたら良いなと思います。


2025年6月30日月曜日

製作会・茶話会

 今回の茶話会は、保土ケ谷区社会福祉協議会(かるがも)3F会議室で行いました。
6名の参加者が集まり、近況を報告しながらイベントブースで販売する商品を作りました。

今の時代は、スマホのグループトークで完結することが当たり前になってきましたが、実際に会って話すと話が止まることはなく、更にどんどん話題が変わっていきます。
ネットでは、それぞれの都合のいい時間に情報を共有できてとても便利です。
でも、顔を合わせて同じ時間を共有する、表情を見ながら会話をする時間もとても大切だなと思いました。

喋りながらも手は動き続けていて、オリジナルグッズ製作も時間内に完成してビックリ!
また集まりたい気持ちになりました。



2025年6月27日金曜日

手話サロン「しゅわろう」

横浜ろう学校会議室にて、今年度1回目のしゅわろうを行いました。

グループを分けてスタートしましたが、途中から一緒に取り組みました。
初めて参加された方は、「緊張せず、子どものことも話せてよかったです」と感想を寄せてくださいました。

分からない手話はその瞬間に聞ける・読み取れなかった手話表現もその瞬間で聞ける!このスタイルが良いみたいです。
まさに、望んでいた通りの感想をいただけて嬉しい限りです。

手話を教える「コーチ」はプロではなく、当会員の当事者ママさんたち。
推し活の話、季節の話、時事問題の手話表現も教えてくれます。
終了時間が過ぎても、参加者の手が止まることはありませんでした。