2024年2月9日金曜日

福祉教育

12月の人権週間に合わせて、保土ケ谷区内の小学校で福祉教育を担当しています。
障害のある人の事を、児童にお話しします。
私たちは、聴覚障害当事者と家族の会として、児童からの質問に答えたり、手話歌や簡単な手話を教えるという事を行っています。

今年度は小学校4校から依頼を受けて訪れました。今日が最終日!
そして、ずっとお願いしてきた「保護者の参観」が、ついに実現しました

2021年度から福祉教育を担当してきて感じていたこと。
子どもたちに聴覚障害のことを伝えることはできても、家に帰ってご家族に伝えているだろうか。
家で子どもから聞いた話を、ご家族はどのように受け止めているだろうか。
もしかして、子どもの素直な気持ちを、大人の偏見で消されていないだろうか。

そこで、今年度から家庭に配布するためのプリントも準備しました。
プリントを見ながら、「耳が聴こえない人が来たよ。ジェスチャーで通じたよ。手話が出来なくても伝わる方法を教えてもらったよ。こういう時困るんだって。こういう時便利なんだって!」ご家庭でも理解が深まることを願って・・・。

後日、訪問した学校の児童から感想文が届きました。
1年生の感想は素直で可愛らしく、6年生の感想は涙腺崩壊でした。私たちの話を聞いてくれた子どもたちが、今の気持ちのまま大人になって欲しいな~と感じました。