ときわ虹の会は、保土ケ谷区の自立支援協議会の防災部会に参加しています。
部会では、もし避難が必要な災害が起こった時に、障害を持つ方を中心とした支援所についての話し合いを進めています。
災害時に家で避難できない方を対象とした避難所が開設されるのはご存じだと思いますが、様々な理由でその避難所に行く事が出来ない方達のために「福祉避難所」というのも開設されます。
ただ、一般の避難所のように速やかに開設されるものではなく、場合によっては開設されない場合もあります。保健師などが必要性を判断するため、希望しても利用できない事もありますし、また設置場所も地域ケアプラザや福祉事業所、特別養護老人ホームなどですので、ある程度落ち着いたら一般の避難所よりも先に閉所になることが多いです。
部会には、大震災の時に各地に福祉ボランティアに行かれた方達もいらっしゃって、話を聞くと厳しい現実があることを知りました。
色々な障害を持つ当事者や家族、支援者の方が、それぞれに必要な事を出し合っています。ときわ虹の会も、「聴覚障害」という立場から震災が起こった時にどのような支援を必要とするかお話をさせていただいています。
そのキッカケとして、この春にときわ虹の会のメンバーの1人が防災士の資格を取得しました。防災士といっても、それを持っているから何か特別なことが出来るというものではなくて、普段からどんな備えが必要か、もし災害が起こったらどのような行動を取ればよいかなどを自分の身の回りの人に伝えていくのが役目です。
福祉×防災という観点で、何かのお役に立てればいいと思います。