2020年11月19日木曜日

保土ケ谷区自立支援協議会 当事者部会

 保土ヶ谷区社会福祉協議会にて、保土ヶ谷区自立支援協議会の当事者部会会合に出席しました。
12月に2回、保土ヶ谷区内の小学校で福祉勉強会を行います。
福祉教育の一環として、聴覚障害、視覚障害、身体障害のそれぞれの当事者が、小学生に障害についての話や体験をしてもらう内容です。

よく言われるのは、「目が悪い人はメガネをかければ見えるようになる」という話で、これはメガネも補聴器も車いすも、不自由な部分に使うと少し自由になって、出来る事が広がるという共通点があります。
でも、メガネは気にならないのに、車いすや白杖となると、なぜかジロジロ見てしまう。その違いは、見慣れているか見慣れていないかだけ。その不自由さを身近で知っているか、知らないかだけ。

昔、ある目の不自由な人に小学生が質問をする機会があって、その人が「映画鑑賞が趣味です」と答えたら、「見えないのにどうやって見るの?」とみんなびっくりしていました。
音声ガイドというものがあって、セリフの間に表情とか風景とかを説明するナレーションがあるから分かるんだよ。テレビのドラマやバラエティ番組にもついているよ、リモコンで切り替えられるから試してみてねと説明すると、「へぇ~」と納得していました。

その当時の小学生たちは、今頃はどんな風に福祉を捉えているか楽しみです。

「家の近所には色々な人が住んでいて、その人たちは何か特別な事をしているわけではなく、みんなと同じように暮らしている」ということを、小さいうちから肌で感じてもらうきっかけになると良いなと思います。