2022年2月1日火曜日

地域の小学校での福祉学習会

 昨年の12/10と12/23に、保土ケ谷区地域の小学校(それぞれ別の小学校)にお邪魔してきました。

1975年12/9、国連で「障害者の権利宣言」が採択されたことに伴い、障害者基本法で12/3~9が「障害者週間」と定められています。

どの小学校でも、12月は福祉について学ぶ授業が行われているそうです。
様々な障害当事者の方が授業に参加して、お話をしたり体験を交えながら、子ども達と一緒に福祉について考えているのだそうです。

今年度は、ときわ虹の会に2校から、聴覚障害についての授業の依頼をいただきました。

このような学習会は、ときわ虹の会としては初めての試みだったので、やりますとは言ったものの内心はドキドキ!
社協の方、小学校の先生方、手話通訳さんなどを交えて何回も打合せをしました。そして、ときわ虹の会の手話コーチ軍にご協力をいただいて、内容を詰めていきました。

手話コーチ軍には、当事者の目線と親の目線があります。子どもたちにどうやって伝えるか、どうやったら楽しんでもらえるか、アイデアがたくさん出てきました。

普段の生活での工夫や困ること、コミュニケーション方法の紹介、挨拶の手話体験、ジェスチャーゲーム、質疑応答をしました。結構盛りだくさんな内容になりました。

また、2校目はクリスマスイブ前日だったので、「クリスマス」「サンタクロース」の手話も一緒にやりました。

後日、児童のみなさんから手紙をいただきました。
等身大の素直な感想が詰まっていました。ほっこりしたり感心したり涙を誘うような内容もありました。中には「自分たちと同じなんだ!」と書いてある手紙もありました。
たくさんの感想をいただいて、私たちの授業がお役に立てたと感じることができました。

子どもたちは、今回の授業の事をすぐに忘れてしまうかもしれません。
でも、この先の長い人生の中で聴覚障害の人に会った時、「手話ができなくても筆談をすれば通じるんだ!紙がなくても空書でも良いんだった!」と思い出す可能性があります。
また、この授業がきっかけの一つになって、手話を学んでみたい、将来は特別支援学校の先生や福祉の仕事をしたいと思ってくれる子どもたちがいたらとても嬉しい事です。

お声をかけてくださった保土ケ谷区社会福祉協議会のご担当者様に感謝です。
ありがとうございました。