かるがもにて講演会を開催しました。
講師は、日本障害児性教育研究会会長の山本良典先生です。
2014年6月に第一弾の講演会を開催してから
参加者の皆さまから大きな反響を受けもう少し進んだ内容にしていただきました。
前半は、障害のある男女の恋愛と結婚についての講演
後半は対人関係を良くするために、具体的にどのように教えたら良いかを
寸劇で表現していただきました。
「障害者の性的行動は問題行動で、恋愛や結婚はタブーですか。
「障害者の性的行動は問題行動で、恋愛や結婚はタブーですか。
私たちが通ってきた道を、同じように通ろうとしているだけなのです」
と、パンフレットのタイトルに入れさせていただきましたが
障害を持っていると人を好きになったらだめ
結婚を夢見てはだめと禁止するのは
あまりにも辛い事だと改めて思いました。
なぜだめなのか。
「まともな生活ができるの?」「子育てができるの?」
「まともな生活ができるの?」「子育てができるの?」
きっと、そんな事が理由として思い浮かぶと思います。
でも、健常者だからといってまともな生活をして
まともに子育てができるとは限らない。
周囲に助けがあれば、いくらでも人を好きになって、結婚して
一緒に人生を歩むことができるはずですね。
そんな当たり前のことが当たり前ではない現状について
非常に考えさせられました。(セミナー部H)
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今回は、障害をもつ子どもさんの親御さんだけでなく
障害者や高齢者に関わる施設や先生等も大勢参加してくださいました。
将来私たちの子供がお世話になるばかりでなく
私たちが年老いた時にお世話になるかもしれない。
そういう意味では、講座開催の目的のひとつである
「繋がりを作る」という部分についても
よい方向に向いたと思っています。
また、当日おこなった情報保障(手話通訳・文字通訳)についても
事業所さんのみなさんには関心をもっていただけて
聴覚障害児者への支援について考えるきっかけになってくれたようです。
地域での障害者支援や地域参加型活動に
聴覚障害のある方にもどんどん参加してほしい
でもどうやってアプローチしたらいいのかわからなかった
どういう支援が必要なのかわからなかった
という声もいただきました。
「ろう学校がここにあるよ」「私たちはここにいるよ」
というメッセージは、伝わったように思います。
福祉の世界では、横のつながり・ネットワークでの情報はとても早いです。
「親の会」「ときわ虹の会」「聴覚障害児・者」・・・・
そういうキーワードがもっともっと広がっていくといいですね!
(事務局H)