2023年12月1日金曜日

福祉教育@地域の小学校

ときわ虹の会では、小学生向けの福祉教育についての授業をお受けしています。
これは毎年12月4日~10日の人権週間に合わせて行われているもので、主に地域で活動している団体や地域で共に暮らす障害当事者の方が講師として、子ども達にお話をするものです。

福祉教育は「福祉の心の種まき」と言われていて、子ども達が将来、誰もが安心して暮らせる地域を作っていく人に育って欲しいという願いが込められています。

今年度も、保土ヶ谷区社会福祉協議会様からご依頼があり小学校4校に伺うことになりました。
毎年ご指名いただいている学校もあれば、初めての学校もあります。
45分間バージョンもあれば90分バージョンも!
90分バージョンは、みんなで手話歌を歌いますよ。

これから各学校の担当の先生と打合せを繰り返し、児童に伝えたいこと、知って欲しいことを盛り込んだ台本を作っていきます。

今年で4年目。
授業が始まる前と終わった後では、子ども達の表情が変わるのが分かります。
短い間ですが、福祉について興味を持ってくださるのはとても嬉しいです。
啓発活動の大切さを実感しています。
 
福祉教育とは・・・
「ふだんのくらしのしあわせ」をつくるための学びで、他者の課題を他人事とするのではなく、自分事と捉えて身近な福祉課題として意識してもらうことを目的としています。対象はこどもだけでなく、おとなも含めた世代です。私たち社会福祉協議会では「誰もが安心して自分らしく暮らせる地域社会をみんなでつくりだす」ために、福祉教育のプログラムを実施しています。 
令和5年3月発行 横浜市保土ヶ谷区社会福祉協議会発行「福祉教育ニュース」より



2023年11月13日月曜日

筆談ボード製作会

 聴覚障害の人とのコミュニケーション方法の一つに、「筆談」があります。

紙のようにゴミにならず、繰り返し使えて見栄えも良いときわ虹の会の筆談ボードは、デビュー当初から大人気の商品でした。

ところが最近では、ほとんどの人がスマホやタブレットを持っている時代になり、便利で簡単になった様々なアプリを使いこなして、紙に文字を書く機会がどんどん少なくなりました。

何年か続いた新型感染症の時には人と人が対面で会う機会が減り、遠隔で出来るスマホでのコミュニケーションが加速しました。

それに伴い、需要が減ってきた筆談ボード。

もうひとつ、ときわ虹の会の筆談ボードがとっても丈夫にできているため、なかなか壊れないのです。
商売としては良いのか悪いのかわかりませんが、有難い事にずっと同じものを使い続けてくださっている方も多く、以前のような売れ行きはなくなってきました。

しかし。
そうはいっても、スマホやタブレットにだって弱点はあります。
例えば電池が切れてしまったら何もできなくなりますね。
飛行機や病院の精密機器の近くなど、電子機器が使用不可な場所もあるでしょう。
地図や絵を書くには、細かく消したり追加したりを手で行った方が速い場合もあります。

またスマホを持っていない方も多くいらっしゃいますね。

お年寄りが多く利用する薬局や、知的障害の方々のコミュニケーションには、サッと出してすぐに書ける筆談ボードがとても役立っていると聞いています。
委託販売として地域のお店に置かせていただいたり、イベントのブース販売ではやはり花形ですので、細々ではありますが改良を重ねながら新作を作り続けています。

今年度も、会員のみなさまと一つ一つ手作りで製作をしました。
新しく、ネームタグを付けてみることにしました、次に販売される筆談ボードには付いているかな!?

完成した筆談ボードが、必要とされている人たちの元で活躍してくれることを願って、検品しラッピング作業をしました。

一番は、和気あいあいと手を動かしながらの会員同士の交流ですね。




2023年11月11日土曜日

ときわ祭

 横浜市ろう特別支援学校の文化祭「ときわ祭」でブース出店しました。

まだ新型感染症の事もあり、ステージは保護者のみの観覧&午後の展示等は一般の人は申込制になっていて、以前のような活気はまだまだの感じでした。

その分、しばらく会っていなかった人たちや先生方とお話ができたり、また卒業生が先生に近況報告したりと、ゆっくり過ごすことができました。

毎年、中華菓子を寄付してくださっていた「華正樓」様からは、コロナの間はブース出展できなかったこともあってご無沙汰していたので、「どうしているか心配していた」と仰っていただいて、あたたかい気持ちになりました。

2時間ぐらいの販売でしたが、ブースに立ち寄ってくださった皆様、ありがとうございました。








横浜市保土ケ谷区社会福祉協議会 当事者団体部会参加

 保土ケ谷区社会福祉協議会の当事者部会に、オブザーバーとして代表と副代表2名で参加しました。

長く、保土ケ谷区障害者自立支援協議会の当事者部会に参加していますが、これとは別のものになります。

参加者の皆様は社協の方と、保土ケ谷区の各障害者協会、当事者・親の会等の5団体で、どのような活動をしているか、またときわ虹の会がどのような会かという紹介を含め、現在の状況をお伺いしました。

このような、当時者・親の会はどんな会議に参加しても似ているのですが、とにかく高齢化が進んでいるのが悩みです。
要因としては、今の若い障害者を持つ保護者の人達は、インターネットで簡単に情報が手に入ったりコミュニケーションを取れること、また医学や福祉が発達して障害が昔のように苦労するようなものではなくなってきたのではないかと感じます。
だから、集まって問題をみんなで考えなくても間に合ってしまう。

聴覚の世界だと、例えば最近では人工内耳は1歳から手術を行うことが出来るのですが、ほんの20数年前まではまだまだ専門の医師も少なかったし、保険も適応されていませんでした。
たった20年で、もう世代間ギャップはあるわけですね。
さらに1930年代から1990年代初めぐらいまではろう学校で手話が禁止されていていた歴史もあって(先生に隠れて手話で会話をしていた)、それは昔の事ではなくて、今ちょうど30歳ぐらいの方が生まれた頃の話だったりもします。

同じ聴覚障害でも、短い間で歴史も違えば生活も違う。人工内耳が当たり前の時代の人、手話で育った人、手話を禁止されて口で話すことを強要されていた人で価値観を合わせるのは、中々難しい事です。

どの障害でも、考えなければいけない課題や支援を必要としている人達はたくさんいて、なかなか若い人たちが後に続かない焦りともどかしさがありました。





2023年10月28日土曜日

にじどりハウス

今日のミニイベントは、社会科見学。

にじどりハウスの場所から歩いて3分くらいの場所にある「有限会社千里福祉情報センター」さんに、みんなで歩いて見学に行きました。
千里福祉情報センターさんは、聴覚障害用の福祉用具を取り扱っているお店です。
大阪が本店で、横浜支店は神奈川をはじめ関東一円で営業をされています。
https://www.senrifukushi.co.jp/

お店の中には、聴覚障害に関連する色々なアイテムが展示されていて、玄関チャイムや電話の音などを知らせるものや字幕放送のアイ・ドラゴンなどを実際に見せていただくことができました。

そして、生活には欠かせない目覚まし時計!
にじどりハウスの参加者に毎日どうやって起きているか聞いたところ、卒業生は自分で目覚めているけど、学生は家の人に起こしてもらっていました。
スマホの振動で起きられる人もいれば、なかなか起きられない人もいます。
枕の下に強力な振動が起こるベッドシェーカーを入れる時計は種類がたくさんあって、腕時計型や、2つ同時に振動する機械もあるそうです。

「自分で起きることは、勉強よりも大事」
というのは、子どもが社会に出て実感しました。
毎日自分できちんと生活を整えて、心も体も落ち着いて過ごすこと。
親だって、イライラせずに爽やかな朝を迎えたいですものね!

聴覚障害をサポートする商品が楽しくて、親の方が興味津々。
ぜひ自立に向け取り組んで欲しいです。

見学の後は、歩いて近くのスーパーまでランチを買いに行きました。
いつもの場所に戻り、手洗いしてテーブルを消毒し、いただきま~す。
気持ちの良い気候になり、散歩がてらランチを買う事も増えそうです。




2023年10月27日金曜日

しゅわろう

横浜市立ろう特別支援学校にて、しゅわろうを行いました。
 
10名以上の参加者を初級・中級・上級に分けスタート。

これまで初級は聴者が担当していましたが、皆さんだいぶ上達してきたので、ろう者のネイティブ手話読み取りにチャレンジ!
皆さん前のめりで真剣に読み取っていました。

中級は学校文化祭の話で盛り上がっていました。

上級は子育ての事自分の近況を語り合っていました。

終了後、「コーチ」と呼ばれるろう者の講師と来年度の開催について話し合いをしました。

元々は、ろう学校に子どもを通わせている保護者。手話を教えた経験はなく、不安だったけど、今は参加者と話すのが会うのが楽しい。と話してくれました。

そして、聴者の参加者が自然に「同じ!」「良いよ~」と手話で会話している姿を見て、嬉しくなった1日でした。





2023年10月20日金曜日

横浜市後見的支援制度勉強会

障害者後見的支援事業統括安心マネジャーの瀧澤久美子氏をお招きして、横浜市後見的支援制度についての勉強会を行いました。

瀧澤氏は福祉の世界ではとても有名な方で、横浜ろう学校での講演会にも何度か来ていただいたことがあります。

さて、「成年後見制度」というのは1度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
いま丁度、「親のお金は誰のもの」という成年後見を取り上げた映画が公開されていますが、成年後見制度は認知症や知的・精神に障害がある方の財産管理や身上保護を法的に行う制度です。

今回の勉強会は、それとは別に横浜市独自の制度である「横浜市後見的支援制度」についてのお話です。
成年後見制度は、後見人になる人が家庭裁判所で法的に決められる事に対して、横浜市後見的支援制度には法律はありません。
また、成年後見制度は、後見人が本人に代わって金銭の管理や契約を行ったり、万が一本院が何かの契約をしてしまった時もその契約を取り消す権限があるのに対して、横浜市後見的支援制度は本人に対して何もしません。

「何もしなかったら、一体何をしてくれるの?」という所が、非常に理解しにくい部分でした。

瀧澤氏と、保土ケ谷区の後見的支援室から職員の方が2名、それぞれの立場でお話をしてくださったところ、横浜市後見的支援制度というのは「直接的な世話はできないけど、障害者の生活を見守ってくれる所」だということが分かりました。

例えば、家族抜きで本人の気持ちを聞き出してくれたり、だいたい一人で暮らせるけどちょっと気にかけて欲しいとか、将来の生活に不安があるので話を聞いて欲しいとか、ポストに新聞や郵便物が溜まっているな、最近見かけないけど元気かな、そういった町内の民生委員さんのような緩い見守りの役割をしてくれます。

その小さな関りの中で、これは区役所に相談したほうがいい、どこか支援してくれる場所に繋げたほうがいい、といった事があれば対応してくれる。
こういった事は、学校に通っている間は先生や周囲の保護者、学校の友達など常に誰かが気にかけてくれているので想像できませんでしたが、18歳になって社会に出てみると人と接点がなくなって、気にかけてくれる人がいなくなった事に気づきました。

費用は無料で、18歳以上の障害者本人とその家族が利用できますので、横浜市にお住いの方は各区にご相談くださいとのことです。

この制度は、だいたいの事は自分で出来るからこそ「福祉制度が利用できない」人たちに、とても有用だと思いました。

とても良いお話を聞けました、ありがとうございました。